コラム

HACCP ニュース①

HACCPが日本で義務化されるのはいつ?

HACCPの考え方は、アメリカのアポロ計画の中で宇宙食の安全性を確保するために発案されたものですが、その後様々な食品に適応され世界各国に広がっていきました。1993年には、国際食糧農業機関と世界保健機関から派生する食品規格委員会によって、HACCPのガイドラインが示されました。先進国を中心にHACCPを義務化する国も増えており、今やHACCPは食の安全性を維持する国際基準となっています。

日本でも、海外との食品取引の際には国際基準に則った衛生管理が求められ、大企業を中心にHACCPを導入する業者が徐々に増えつつある状況です。しかし、小規模な業者の導入率は悪く、全体的には数ある先進国の中でも導入率が非常に低い状況にあります。そのため、日本では段階的にHACCPの導入を義務化しようとする動きがあり、2018年の国会では、HACCPの義務化を含めた食品衛生法の改正案が提出され、審議される予定です。

特に2020年に行われる東京オリンピック・パラリンピックは、世界中の注目が日本に集まる機会であり、国内外に日本の徹底した衛生管理を示すためにも2020年までの義務化が目標とされています。

といっても、もう来年の話。弊社も含め、SDGsにも関連することなので、皆様と一緒に勉強していきましょう。今までは関係ないと思っていた小さな個人店舗も対象になってきます。それぞれが食品を扱っている意識を高め、自分ごととして捉えていきましょう。

何回かに分けてなるべく読み易いように投稿していきますね。



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